静岡県の令和6年度助成、最低額はわずか1円という記録がある

データ・独自分析
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静岡県の赤い羽根共同募金、令和6年度の助成先団体別ランキング上位は市の社会福祉協議会で占められている。最低額の記録を確認したところ、わずか1円という助成が見つかった。はねっと公開データベースを当サイトが独自集計し、社協・募金会を除いた実際の助成先を分析する。

静岡県の令和6年度助成、最低額はわずか1円という記録がある

4億1,395万円助成総額
1,062件助成件数
519団体助成先団体数
約39万円1件あたり平均

最低額の記録を見ると、藤枝市社会福祉協議会の「”赤い羽根”福祉教育推進検討委員会」がわずか1円で計上されている。実質的な助成というより、事業を記録上残すための計上とみられるが、公開データにそのまま残っている。続く順位にも「備品」という事業名で、スマイルベリーファーム42円、アップルハウス4,000円と、極端に小さい金額が並ぶ。

助成先団体別ランキング

以下は519団体のうち、金額の大きい上位5団体を抜き出した一例で、全団体の一覧ではない。

団体名 金額 件数
浜松市社会福祉協議会 5,892万円 15件
静岡市社会福祉協議会 3,157万円 37件
富士市社会福祉協議会 1,799万円 11件
静岡県共同募金会 1,468万円 1件
磐田市社会福祉協議会 1,348万円 17件

出典:はねっと公開データベース(当サイト集計・令和6年度)

行政委託事業を担う立場を踏まえれば、この並びは想定の範囲内だ。実際の助成の広がりは、これらを除いたところに表れる。

社協・募金会を除くと、金額は3割弱にとどまる

出典:はねっと公開データベース(当サイト集計・令和6年度、「社協」の略称表記を含む)

助成先519団体のうち、社協・共同募金会は1割強にすぎないが、金額では7割を占める。団体数で9割近くを占める「その他の団体」に残るのは、金額の3割弱だ。この中身を、次で見ていく。

車両更新の助成額は、金額を固定せず幅を持たせている

団体名 事業名 金額
熱海ふれあい作業所 送迎用車両更新事業(買替)ほか 273万円
だいち 送迎用車両整備事業①②(新規) 240万円
オリーブの樹 送迎用車両更新事業(買替) 200万円
smileすみれ 送迎用車両更新事業(買替) 195万円

出典:はねっと公開データベース(当サイト集計・令和6年度、社協・共同募金会を除く上位20件より抜粋)

除外後の上位には「送迎用車両更新事業」が繰り返し登場するが、金額は団体ごとにばらついている。他県で見られるような金額の完全一致はなく、車両の規模や契約内容に応じて助成額が個別に決まっているとみられる。

地区単位の福祉委員会が、少額の助成を継続的に受ける

社協・募金会を除いて3件以上の助成を受けた団体には、大渕地区福祉委員会、三井区福祉委員会、大須賀第一地区福祉協議会、第五地区福祉協議会、西郷地区福祉協議会、曽我地区福祉協議会といった地区単位の小規模組織が複数並ぶ。いずれも3〜5件・3万円台から10万円程度の少額で、市社協の傘下にある地区組織へ、継続的に少額の助成が行き渡っていることがうかがえる。

1円の記録から地区福祉委員会まで、静岡県の助成の幅

団体別ランキングだけを見れば市社協への集中に見えるが、除いてみると、送迎用車両の助成額に幅を持たせる仕組みや、地区単位の福祉委員会への継続的な少額助成があることがわかった。最低額の記録には1円という、公開データならではの数字も残っている。令和6年度(2024年度)の静岡県助成先一覧では、今回取り上げきれなかった団体も含めて確認できる。

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