データ・独自分析

石川県の令和6年度助成、加賀市だけ地区単位に分かれた助成先が並ぶ

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石川県の赤い羽根共同募金、令和6年度の助成先団体別ランキング上位は共同募金委員会・社会福祉協議会で占められている。これらを除いて見ると、加賀市だけが他の市と違う単位で助成先を分けていることが分かった。はねっと公開データベースを当サイトが独自集計し、社協・募金会を除いた実際の助成先を分析する。

石川県の令和6年度助成、加賀市だけ地区単位に分かれた助成先が並ぶ

1億4,722万円助成総額
671件助成件数
443団体助成先団体数
約22万円1件あたり平均

社協・共同募金会を除いた助成先の上位を見ると、他の市が「〇〇市社会福祉協議会」のように市単位でまとまっているのに対し、加賀市だけは山代・大聖寺・片山津・作見・三谷南郷・分校・三木という地区ごとに民生委員児童委員協議会が助成を受けている。1地区あたりの規模は小さいが、他市にはない細分化された助成の形が加賀市に集中している。

団体名 金額 件数
加賀市山代地区民生委員児童委員協議会 97万円 7件
加賀市大聖寺地区民生委員児童委員協議会 88万円 3件
加賀市片山津地区民生委員児童委員協議会 83万円 6件
加賀市作見地区民生委員児童委員協議会 36万円 3件

出典:はねっと公開データベース(当サイト集計・令和6年度、社協・共同募金会を除く上位20件より抜粋)

事業名を見ると、山代地区は高齢者・児童支援から施設訪問、講話会まで幅広い活動に助成が分散しており、大聖寺地区は歳末援護や高齢者支援に絞られている。同じ「地区の民生委員児童委員協議会」という枠組みでも、地区ごとに活動の重点が異なっている。

助成先団体別ランキング

以下は443団体のうち、金額の大きい上位5団体を抜き出した一例で、全団体の一覧ではない。

団体名 金額 件数
石川県共同募金会七尾市共同募金委員会 1,225万円 9件
石川県共同募金会白山市共同募金委員会 896万円 5件
石川県共同募金会 880万円 8件
小松市社会福祉協議会 833万円 9件
野々市市社会福祉協議会 522万円 14件

出典:はねっと公開データベース(当サイト集計・令和6年度)

行政委託事業を担う立場を踏まえれば、この並びは想定の範囲内だ。実際の助成の広がりは、これらを除いたところに表れる。

社協・募金会を除くと、その他の団体には金額の15%しか残らない

出典:はねっと公開データベース(当サイト集計・令和6年度、「社協」の略称表記を含む)

助成先443団体のうち、社協・共同募金会は4分の1に満たないが、金額では8割を超える。団体数では圧倒的多数を占める「その他の団体」に残るのは、金額全体のわずか15%だ。この少ない取り分の中に、加賀市の地区協議会や次に見る個別の助成先が収まっている。

「地域福祉活動団体」という名の裏に、事業名で受給先が特定できる仕組み

社協・共同募金会を除いた上位に「地域福祉活動団体」という名前が並んでいる。団体名だけを見ると具体的な受給先が分からないが、事業名の欄には松寿園ドレミ、希望が丘、ほっと安らぎ、ハッピータウンクオレ、うめの木学園、ビジネススクールカラフル・金沢、セルプはくさん、ハビリポート若葉、シフトという実際の施設名が記載されている。団体名の登録は簡略化されているが、事業名の側で個々の受給先を追える構造になっている。

石川県を出た入所者にも、見舞金という形で支援が届く

最低額の記録には「県外施設利用者への見舞金贈呈事業」がNo.01・No.02と2件連続で並んでいる。それぞれ受給先は富山県立富山学園とルンビニ園という、石川県外に所在する施設だ。番号が振られていることから、石川県にゆかりのある人が県外の施設に入所している場合にも、少額の見舞金を個別に届ける仕組みが存在するとみられる。

加賀市の地区協議会が示す、石川県の助成の広がり方

団体別ランキングだけを見れば共同募金委員会・社会福祉協議会への集中に見えるが、除いてみると、加賀市だけが地区単位に分かれた協議会を通じて助成を受けていることが分かった。団体名の裏に実際の施設名が隠れているケースや、県外施設の入所者への見舞金など、金額の大小だけでは見えない実態が浮かび上がる。令和6年度(2024年度)の石川県助成先一覧では、今回取り上げきれなかった団体も含めて確認できる。

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