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若草プロジェクトへの1,000万円助成が消えた。赤い羽根の「サイレント削除」

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若草プロジェクトへの1,000万円助成、赤い羽根はなぜ公表しなかったのか

2023年1月、Colabo問題がSNSで大きく炎上する中、赤い羽根共同募金の公式リリースが若草プロジェクトへの助成に一切触れていないことが明らかになった。ColaboやNPO法人ぱっぷすについては金額・用途まで説明した一方、若草プロジェクトとBONDプロジェクトの名前はリリースに一度も登場しない。本記事では若草プロジェクトへの助成の事実と、なぜ公式説明の対象から外れたのかを事実ベースで整理する。

若草プロジェクトとは

一般社団法人若草プロジェクトは2016年に設立された女性支援団体で、困難を抱える若年女性への支援を目的とする。代表呼びかけ人は元厚生労働事務次官の村木厚子氏で、設立当初から著名人が名を連ねることで知名度を高めた。

若草プロジェクトはColabo・ぱっぷす・BONDプロジェクトとともにWBPC(若年被害女性等支援4団体)と呼ばれるグループの一員だ。4団体はいずれも東京都の若年被害女性等支援事業の受託先であり、厚生労働省の「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」の構成員を務めた人物が各団体と深く関わっている。若草プロジェクト理事の村木太郎氏は、BONDプロジェクト代表の橘ジュン氏、Colabo代表の仁藤夢乃氏とともに同検討会の構成員だった。

助成の事実——2020年度に1,000万円

若草プロジェクトは2020年度に赤い羽根福祉基金から1,000万円の助成を受けた。これは赤い羽根福祉基金の年間助成上限額(1,000万円)と同額だ。この事実は、赤い羽根から助成を受けた旨を明記した若草プロジェクト側の資料や、SNS上で拡散した情報を通じて広く知られるようになった。

2023年1月10日のリリース——なぜ若草プロジェクトに触れなかったのか

Colabo問題を巡る対応の経緯

2022年11月〜12月Colabo問題がSNSで急速に拡散。暇空茜氏がColaboへの東京都支出の住民監査請求を提起
2023年1月4日東京都が住民監査請求の結果を公表。Colaboの会計報告の一部を「不当」と判断
2023年1月10日中央共同募金会が「Colabo等への助成について」と題したリリースを発表。ColaboとNPO法人ぱっぷすへの助成は金額・用途とも詳細に説明。若草プロジェクトとBONDプロジェクトへの助成には一切触れず
2023年1月中旬以降「なぜ『等』でありながら2団体しか説明しないのか」という批判がSNS上で拡散

2023年1月10日、中央共同募金会は「中央共同募金会によるColabo等への助成について」と題したリリースを発表した。このリリースでColaboとぱっぷすへの助成については金額・用途とも詳細に説明したが、若草プロジェクトとBONDプロジェクトへの助成については一切言及しなかった。

タイトルに「等」と含まれているにもかかわらず、実際には2団体しか説明していない。この点についてネット上では「若草プロジェクトとBONDを意図的に外しているのではないか」という批判が起きた。

また、このリリースでColaboへの助成を「2,680万円」としていたが、これは赤い羽根福祉基金分のみの金額だ。別枠の「居場所を失った人への緊急活動応援助成」からの298万円を含めると合計2,978万円になる。この点についてもリリースは触れておらず、「過少報告ではないか」という指摘を受けた。

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若草プロジェクトの事業報告を巡る指摘

若草プロジェクトを巡っては、事業報告書の記載内容についても疑問の声が上がった。Colabo等への批判的調査で知られる個人ブロガー・暇空茜氏がnote上で、若草プロジェクトの事業計画書・報告書を分析し、「アロマセラピー1回を自立支援1件としてカウントしている」「チラシ6,000枚の郵送を声かけ6,000件としてカウントしている」と指摘した。

この指摘は中央共同募金会や第三者機関による公式な調査結果ではなく、あくまで一個人による分析・主張である点には留意が必要だ。もっとも、こうした指摘がなされたこと自体が、赤い羽根福祉基金の審査・事後確認のプロセスがどこまで機能しているかという問いにつながっている。

赤い羽根の対応——非公表への説明はなかった

2023年1月10日のリリース以降、中央共同募金会は若草プロジェクトへの助成についての追加説明を行っていない。

「なぜリリースで若草プロジェクトに触れなかったのか」「Colabo・ぱっぷすとの扱いの違いに理由はあるのか」——これらの疑問に対して、赤い羽根から正式な回答は出ていない。

中央共同募金会は2023年1月10日のリリース以外にWBPC問題に関する公式声明を出しておらず、若草プロジェクトへの1,000万円助成については現在も公式サイト上での詳細な説明がない状態だ。

赤い羽根が掲げる「情報公開の徹底」というスローガンと、この対応の落差は大きい。

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説明されないまま残る1,000万円

  • 若草プロジェクトは2020年度に赤い羽根福祉基金から1,000万円の助成を受けた
  • 2023年1月10日の中央共同募金会リリースは「Colabo等への助成について」と題しながら、Colaboとぱっぷすにのみ言及し、若草プロジェクトとBONDプロジェクトには一切触れなかった
  • Colaboへの助成額も「2,680万円」とのみ説明され、別枠の298万円には触れられていない
  • 若草プロジェクトの事業報告書の計上方法については、暇空茜氏(個人)による分析・指摘があるが、公式な調査結果ではない
  • リリース後、なぜ若草プロジェクトに触れなかったのかについて、中央共同募金会からの追加説明はない

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